Galaxy シリーズを中心としたAndroidのカスタマイズの覚書です。
現在のメイン機種はGalaxy Note 9(グローバル版)。
10年目を迎え、古い投稿を整理・改訂しました。
カスタマイズのまとめ(リンク集)はこちらです。

2018/10/04

Galaxy Note 5のDoze設定の見直し(ForceDoze編)


現在はNaptimeを使用しています。下記をご参照ください。

Naptimeを使ったdoze設定の見直し
https://galaxy-shw-m110s.blogspot.com/2020/01/naptimedoze.html

Last update : 25/Oct/18

最近、Galaxy Note 5(SM-N920S, Android 7.0)がハングアップしたり、再起動したりする不具合が発生するようになりました。Magiskを再インストールしたり、Greenifyを再インストールすると一時的には直りますが、ほぼ毎週発生します。

Marshmallow(Android 6.0)以降は、Dozeモードが導入され、更に、Nougat(Android 7.0)ではDozeがLightとDeepの2段階になり、OS標準の機能でも節電機能やメモリ管理機能が高まっていますので、これを機会に、設定を見直してみました。


従来:Magisk+Greenifyで設定
今回:Magisk+ForceDoze+Galaxyの標準機能(端末のメンテナンス)で設定

1)ForceDozeの導入と設定
下記リンクからForceDozaのAPKをダウンロードしてインストールし、画面Off後に即Dozeモードへ移行し移動中もDozeモードを維持するように設定します。

ForceDoze_1.4.0_rev68.apk
https://forum.xda-developers.com/android/apps-games/app-forcedoze-force-doze-mode-screen-t3377694


各項目の設定:
・Don't disable sensor on screen off:無効("Disable motion sensing for Doze"を有効にすると選択不可に)
・Turn off while charging:有効
・Auto-rotate/brightness fix:無効(選択不可)
・Show persistent notification:無効
・Ignore lockscreen timeout:有効
・Whitelist apps:追加/削除せず("非最適化アプリ"で設定)

注)Whitelistには後述の"非最適化アプリ"で設定した内容が反映されます。

・Disable WiFi during Doze:無効
・Disable mobile data during Doze:無効
・Disable motion sensing for Doze:有効
・Doze delay:0(=デフォルト)
・Doze notification blocklist:未登録
・Doze app blocklist:下記を追加

注)"ForceDoze 1.4.0_rev68"では、ここに登録したアプリはホーム画面やアプリ一覧にアイコンが表示されなくなるバグあります。
2)"端末のメンテナンス"での設定


DozeモードのWhitelistへの登録と不使用時に強制的にスリープさせるアプリの登録をします。

2-1)監視対象外のアプリ

[設定][端末のメンテナンス][バッテリー][監視対象外のアプリ]

下記アプリを登録しています。ここに登録すると、[設定][端末のメンテナンス][バッテリー]で手動で最適化(スリープ)させるアプリの候補に表示されなくなります。(手動スリープの対象の候補に表示されなくなるだけで、DozeのWhitelistに載るわけではありません。Whitelistへの登録は後述する"非最適化アプリ"で行います。)

・ジョルテ
・ボリュームコントロール
・端末のメンテナンス
・翻訳
・ATOK
・Digital Clock Widget
・ForceDoze
・Instagram
・Kakao Talk
・LINE
・Lite(Facebook)
・Magisk Manager
・Messenger Lite
・Pushbullet
・Snowstom application

2-2)常にスリープにするアプリ

[設定][端末のメンテナンス][バッテリー][常にスリープにするアプリ]

前述の"監視対象外のアプリ"に登録したアプリ以外の全てのユーザアプリを登録しています。ここに登録されたアプリは、バックグラウンド時には自動的にスリープ状態となり、バックグラウンドでの実行が禁止されます。

注)"監視対象外のアプリ"と"常にスリープするアプリ"にはユーザアプリしか登録出来ません。(システムアプリはアプリ選択画面に表示されません。)システムアプリを常にスリープさせたい場合は、ForceDozeの"Doze app blocklist"に登録してください。

2-3)非最適化アプリ

[設定][端末のメンテナンス][バッテリー][バッテリーの使用量][メニュー][バッテリー使用量を最適化][非最適化アプリ]

下記アプリを追加しています。ここで登録した内容が、ForceDozeのWhitelistにも反映されます。ここではシステムアプリも選択出来ます。

・メッセージ
・ForceDoze
・Gmail
・LINE
・Messenger Lite
・Snowstorm application

なお、以下のアプリは"非最適化アプリ"に最初から登録されていますが、グレーアウトされていて、"非最適化アプリ"からは削除出来ません。

・ダウンロードマネージャー
・翻訳
・com.sec.ims
・Galaxy アカウント
・Google Play開発者サービス
・HandwritingService
・HPCClient2.0 Service
・IMS Service
・KakaoTalk(Kakaoをインストールすると自動的にここに登録される様です)
3)Magiskの設定
参考として、Magiskの設定を貼っておきます。Magiskコアモードで運用しています。


・ダークテーマ:有効
・Language:日本語
・Magisk Managerを隠す:未実効
・Check Updates:有効
・更新チャンネル:Stable
・パッチしたBootの出力形式:.img
・Magiskコアモード:有効
・Magisk Hide:有効
・Systemless hosts:有効
・スーパーユーザーアクセス:アプリとADB
・マルチユーザーモード:端末の管理者のみ
・名前空間のマウントモード:継承された名前空間
・自動応答:プロンプト
・リクエストタイムアウト:10秒
・スーパーユーザー通知:なし
・指紋認証の有効化:使用せず(グレーアウト)
・アップグレード後の再認証:無効

Magiskのインストール方法は下記を参照してください。

Galaxy Note 5(SM-N920S)のroot化(Magisk編)
http://galaxy-shw-m110s.blogspot.com/2018/05/galaxy-note-5sm-n920srootmagisk.html
4)無効にしているプリインストールアプリ
こちらも参考ですが、下記方法でシステムアプリを無効にしています。これらのアプリが有効になっている場合は、必要に応じて、"常にスリープにするアプリ"やDozeのWhitelistに登録してください。

Galaxy Note 5の不要なプリインストールアプリをスクリプトで一括無効化
http://galaxy-shw-m110s.blogspot.com/2015/10/galaxy-note-5_22.html

Galaxy Note 5でroot化前の標準状態で削除や無効化したプリインストールアプリ
http://galaxy-shw-m110s.blogspot.com/2015/10/galaxy-note-5root.html

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