Galaxy シリーズを中心としたAndroidのカスタマイズの覚書です。
現在のメイン機種はGalaxy Note 9(グローバル版)。
10年目を迎え、古い投稿を整理・改訂しました。
カスタマイズのまとめ(リンク集)はこちらです。

2018/10/19

Galaxy Note 5のDoze設定の見直し(Naptime編)



最新の状況については下記をご参照ください。

Naptimeを使ったdoze設定の見直し
https://galaxy-shw-m110s.blogspot.com/2020/01/naptimedoze.html

Last Update : 22/Dec/2018

先日、Dozeモードの設定ユーティリティをGreenifyからForceDozeに変更してみたら好調でしたので、ForceDozeの競合とも言えるNaptimeも試してみました。

放置状態でバッテリー消費が約0.35%/Hourと非常によい結果となりました。

端末はGalaxy Note 5(SM-N920S, Android 7.0)です。

従来:Magisk+Greenifyで設定
前回:Magisk+ForceDoze+Galaxyの標準機能(端末のメンテナンス)で設定
今回:Magisk+Naptime+Galaxyの標準機能(端末のメンテナンス)で設定
Naptimeの導入と設定
ForceDozaと違い、NaptimeはGoogle Playからダウンロード出来ます。

Naptime - Super Doze now for unrooted users too
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.franco.doze

各項目の設定:

・Aggressive doze:有効
・Re-apply Doze after wakeups:無効(グレーアウト)
・Disable motion detection during Doze:有効
・Disable aggressive doze when charging:有効
・Disable WiFi on doze:無効
・Disable mobile date on doze:無効
・Disable Loaction on doze:無効
・Enable network durting maintenance:有効(グレーアウト)
・Apps whitelist for sensors usage during Doze:None
"端末のメンテナンス"での設定
DozeモードのWhitelistへの登録と不使用時に強制的にスリープさせるアプリの登録をします。

監視対象外のアプリ

[設定][端末のメンテナンス][バッテリー][監視対象外のアプリ]

下記アプリを登録しています。ここに登録すると、[設定][端末のメンテナンス][バッテリー]で手動で最適化(スリープ)させるアプリの候補に表示されなくなります。(手動スリープの対象の候補に表示されなくなるだけで、DozeのWhitelistに載るわけではありません。Whitelistへの登録は後述する"非最適化アプリ"で行います。)

・ジョルテ
・Adaway
・ATOK
・Digital Clock Widget
・Instagram
・Kakao Talk
・LINE
・Lite(Facebook)
・Magisk Manager
・Messenger Lite
・Naptime
・Pushbullet
・Snowstom application

常にスリープにするアプリ

[設定][端末のメンテナンス][バッテリー][常にスリープにするアプリ]

前述の"監視対象外のアプリ"に登録したアプリ以外の全てのユーザアプリを登録しています。ここに登録されたアプリは、バックグラウンド時には自動的にスリープ状態となり、バックグラウンドでの実行が禁止されます。

注)"監視対象外のアプリ"と"常にスリープするアプリ"にはユーザアプリしか登録出来ません。(システムアプリはアプリ選択画面に表示されません。)

非最適化アプリ

[設定][端末のメンテナンス][バッテリー][バッテリーの使用量][メニュー][バッテリー使用量を最適化][非最適化アプリ]

Dozeモード中に同期や通知を止めたくないアプリをDozeのWhitelistへ登録します。下記アプリを追加しています。ここではシステムアプリも選択出来ます。

・メッセージ
・Adaway
・Button Mapper
・Gmail
・LINE
・Magisk Manager
・Messenger Lite
・Naptime
・Snowstorm application

なお、以下のアプリは"非最適化アプリ"に最初から登録されていますが、グレーアウトされていて、"非最適化アプリ"からは削除出来ません。

・ダウンロードマネージャー
・翻訳
・com.sec.ims
・Galaxy アカウント
・Google Play開発者サービス
・HandwritingService
・HPCClient2.0 Service
・IMS Service
・KakaoTalk(Kakaoをインストールすると自動的にここに登録される様です)
Magiskの設定
参考として、Magiskの設定を貼っておきます。Magiskコアモードで運用しています。

・ダークテーマ:有効
・Language:日本語
・Magisk Managerを隠す:未実効
・Check Updates:有効
・更新チャンネル:Stable
・パッチしたBootの出力形式:.img
・Magiskコアモード:有効
・Magisk Hide:有効
・Systemless hosts:有効
・スーパーユーザーアクセス:アプリとADB
・マルチユーザーモード:端末の管理者のみ
・名前空間のマウントモード:継承された名前空間
・自動応答:プロンプト
・リクエストタイムアウト:10秒
・スーパーユーザー通知:なし
・指紋認証の有効化:使用せず(グレーアウト)
・アップグレード後の再認証:無効

Magiskのインストール方法は下記を参照してください。

Galaxy Note 5(SM-N920S)のroot化(Magisk編)
http://galaxy-shw-m110s.blogspot.com/2018/05/galaxy-note-5sm-n920srootmagisk.html
無効にしているプリインストールアプリ
こちらも参考ですが、下記方法でシステムアプリを無効にしています。これらのアプリが有効になっている場合は、必要に応じて、"常にスリープにするアプリ"やDozeのWhitelistに登録してください。

Galaxy Note 5の不要なプリインストールアプリをスクリプトで一括無効化
http://galaxy-shw-m110s.blogspot.com/2015/10/galaxy-note-5_22.html

Galaxy Note 5でroot化前の標準状態で削除や無効化したプリインストールアプリ
http://galaxy-shw-m110s.blogspot.com/2015/10/galaxy-note-5root.html
バッテリー消費計測
フル充電した状態から、WiFiをOff、モバイルデータ通信や同期はOnにした状態で一晩放置して、バッテリの消費を計測してみました。

21:24から06:01までの8時間37分でバッテリーを3%消費しています。放置状態では約0.35%/Hourと非常に少ないバッテリー消費となっています。


Dozeモードの状態を確認してみると、スクリーンオフ後、即、Dozeモードに入り、57分後に1回目のメンテナンスウインドウが開き、

再度Dozeモードに入ってから106分(1時間46分)後に2回目のメンテナンスウインドウが開き、再度Dozeモードに入ってから

214分(3時間34分)後に3回目のメンテナンスモードに入っており、問題なく動作していると思われます。


21:24 スクリーンオフ
21:24 即Dozeモードに
22:20 メンテナンスウインドウ(1回目)
22:21 Dozeモードに
00:07 メンテナンスウインドウ(2回目)
00:08 Dozeモードに
03:42 メンテナンスウインドウ(3回目)
03:42 Dozeモードに
06:01 スクリーンオン

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